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ウイルスではなく細菌感染!生まれて初めて40度を超える発熱はなんと日本帰省中に。

日本帰省

40度の熱が出た!

日本に帰省中、小学校の体験入学3日目が終わって翌金曜日が校外学習だという夕方。

さ、さ、寒い~

娘が言い出すではありませんか!

見る見るうちに娘の熱が上がってきて、非接触の体温計では40度を超えていました。

体温計壊れてるんちゃう?暫く使ってなかったし。

いや、他の人たちは平熱です。

も、もしかしてコロナ?!と思ったのですが、娘はこれまで2回コロナにかかりましたがいずれも平熱でほぼ無症状だったのです。

 

イギリスから持って来ずに後悔したもの

「念のため抗原検査をしよう」と思うも、イギリスから持ってくるのを忘れていました。

母が電話帳を見ながら町の薬局に電話してくれ、キットを売っている薬局で買ってきてくれました。

全ての薬局で販売している訳ではないんですね。

母もびっくりしながら買ってきてくれたのが、1キット約8,000円

た、たっかー!

いくら円安とは言え、イギリスではスーパーでもキット約3ポンドで買えるのでめちゃくちゃ割高です。

しかもイギリスで我が家が重宝しているのが、鼻だけで検査するキットなのですが、母が買ってきてくれたのは唾液を集めるタイプ。

娘は慣れていないし、熱が出てしんどいしで採取は困難。

そこで母が別の薬局に電話して鼻だけで検査でき、しかも3,000円のキット(それでもまだ高いですが)を買ってきてくれました。

日本帰省直前は私の仕事が激務過ぎて、コロナの検査キットを持っていくことをすっかり忘れていました。

それに、いつもなら機内にcalpol(液体のアセトアミノフェン)を持ち込むのですが、それすら持ってくるのを忘れていました。

 

イギリス風(?!)熱出し作戦

抗原検査の結果、娘も息子もコロナは陰性でした。

でも熱があるので娘は校外学習に行けず。

息子は元気で、抗原検査が陰性だったので学校に行くことができました。

イギリスの医療保健サービスNHSのウェブサイトを見ると、子どもの熱の場合、

  • 熱が出るのは体が戦っている証拠
  • 通常は3~4日でおさまる
  • わざと冷たいもので熱を下げようとしないこと
  • 必要があればアセトアミノフェンかイブプロフェンを与える
  • 心配であれば医師のアドバイスを仰ぐこと

と、ありました。

我が家、このアドバイスを元になるべく熱出し作戦をしています。

が、あまりに熱が高かったのでアセトアミノフェンの錠剤を母が買ってきてくれました。

 

日本で小児科へ

しかーし、娘の6年の人生で初めて39度以上の熱が出てしかも40度超え。

一晩様子を見て、次の日も40度のままだったので小児科を受診することになりました。

母は「夜間救急に行きなさい」と言っていましたが、私がイギリスに住んでNHSの良くも悪くも影響を受けていなかったら私もそうしていたかもしれません。

体験入学のため住民票を入れて国保も加入していたので、ありがたいことに乳幼児医療を受けることができました。

小児科では、もう一度コロナの抗原検査をすることになったのですが、娘は私か夫以外から検査されるのが初めて&イギリスの抗原検査の綿棒よりも更に鼻の奥に入るのでギャン泣きでした(1年生ですが・・)

ドクターからビックリされたのが・・・

え?イギリスでは自分で検査するのが当たり前なんですか?

そうなんです。なので「私が検査した」のも本当にちゃんとできているのか?心配になられる気持ちも分かります。

前回も帰国の時に来てくれましたよね。長引く風邪で。その時にもやったんだけど、指先の血液検査させてください。

北アイルランドでは子どものインフルエンザワクチンは鼻スプレーで、3歳くらいから針をさされていないわけです。

ノーーー!That’s sore!! I don’t like it!!!!!(めっちゃ痛いやん!こんなんイヤやわー)

と娘は大声でギャン泣き。英語だしめっちゃ恥ずかしかったです(笑)

Photo by Artem Podrez from Pexels

 

抗生物質を飲むことに

イギリスでは子どもが発熱したからと言ってすぐにお医者さんに診てもらえるわけではありません。

日本ではその日のうちに小児科に行ってすぐコロナの検査や血液検査までしてもらえて、本当ありがたいなと感じてしまいました。

血液検査の結果、CRPが即入院にほど近い数値とのこと。

心配していたウイルスではなく、細菌感染による炎症とのことでした。

イギリスでは合ったことがない細菌を日本の学校でもらってきてしまったんでしょう。

そして抗生物質やアセトアミノフェンが処方されました。

3日経ってもすっきり熱が下がらず、結局6日間飲みました。

 

おくすりゼリーを使ってみた

抗生物質などは粉で出してもらい、おくすりゼリーに混ぜて飲めました。

娘はまだ錠剤を飲めません。

ところで、小児科に行く前に錠剤を飲ませようとしました。

日本にはおくすりゼリーがあると聞いていたので薬局で一緒に買ったのです。

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感想(1件)

しかし・・・息子が錠剤を飲む練習をしていたのを長らく見ていた娘。

ビタミンいやだー

と「錠剤=ビタミン」の構図が出来上がってしまっていて、おくすりゼリーに錠剤を包んで飲ませたのにゼリーだけ上手に食べて錠剤を飲みこめず(笑)

結局処方された中に粉のアセトアミノフェンがあったので、それをゼリーで飲みました。

 

快復後に抗生物質について考えたこと

5日後、ようやく平熱に戻り体験入学最終日に何とか間に合いました。

これ、もし日本に入国する時に熱があったら検疫で引っかかったかな?

それに日本ではレストランやホテルや学校など行く先々で検温があるので、ちょっとでも熱が上がったらどこにも行けない?!

まぁ無事に平熱で出国できましたが。

そして、良くも悪くもトゥレット症候群の息子のことで様々な本を読み学んできました。

  • 抗生物質を使う場合は良い細菌まで殺してしまうこと
  • 抗生物質は細菌のためであり、コロナなどのウイルスには効果がないこと
  • 耐性菌を作らないために、飲み切ること

↑息子にチックがなかったら、特に抗生物質が善玉菌まで殺してしまうことまで考えもせず「抗生物質お願いします」と積極的に言っていたかもしれません。

今回は細菌による炎症だったので仕方なく抗生物質を飲ませましたが、息子のお陰で本を読んで、抗生物質の影響で少なくなってしまった良い細菌のためにも娘の腸活を積極的にしたいと思います。

ちょうどこの記事を書いている今日から「世界抗菌薬啓発週間」なんだそうです。

北アイルランドのHSCもFacebookなどで啓発しています。

  • 単純な感染に抗生物質は効かない
  • ほとんどの咳、喉の痛み、耳の痛みに抗生物質は必要ない と。

 

今回は仕方なく抗生物質を使いましたが、抗生物質の要・不要の場面については悲しいかなトゥレットの息子のお陰で深く考えることができました。

これからも不必要な場面での抗生物質はもらわないように判断していきたいと思います。

一度でも抗生物質を使った人は要注意

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