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BBCニュース『最近の若者はなぜSNSでトゥレット症候群を自己診断するのか』

医療&CAHMS

朝からBBCニュースでトゥレットの話題?!

数週間前ですが、朝BBC Radio 2をつけたとき、ちょうどニュースで「tourette’s (トゥレット)」と聞こえてきました。

ニュースの途中だったので「なんのこっちゃ?」と思っていたのですが、BBCニュースのサイトにありました。

 

私がラジオで一瞬聞いたように、ニュースのタイトルに「トゥレット」と出てきただけで、記事には特には出てきていません。

こちらのリンクの動画にも初めにちょこっと出てくるくらい。

要するに「トゥレットをはじめ、ディスレクシア、自閉症、ADHDなどのneurodiversity = ニューロダイバーシティ(脳の多様化)は、SNSのあちこちで語られている。なぜこれらの発達障害をSNSで自己診断するのか?」というテーマです。

 

 

TikTokで発達障害を自己診断するケースが増えている

ニュースによると、

「ディスレクシア、自閉症、ADHDはSNSマーケットでビッグなビジネスになっている。

特に#ADHDだけで200億ビュー。ASDと並ぶ勢い」なんだそうです。

 

SNSで発達障害を自己診断する危険性

SNSでニューロダイバーシティ(脳の多様化)のawareness(啓発)ができるという利点がある一方、

  • 発信する側が症状を誤って一般の人に伝えてしまう
  • 自己診断だと公的サポートなどが受けられない

などの問題も浮き彫りとなっています。

 

なぜSNSで発達障害を自己診断するのか

これは単純に、イギリスでNHSの医師による診断に時間がかかるから。

特にADHDなどは正式に診断が下るまで平均で2~3年かかるそうです。

ちなみにトゥレット症候群は、

  • 音声チックと運動チックの両方がある
  • 両チックが1年以上続く

が条件ですが、我が息子は両方をクリアしているので医師に診断されなくても自己診断できるほど分かりやすいですね(トゥレット症候群の場合)。

結局は両方をクリアした、両チックがちょうど1年続いた頃に私立病院の医師にトゥレット症候群と診断されました。

NHSのGPに診断してもらおうと思ったら、何年かかっていたかは分かりません。

 

CAMHSの待ち時間はなぜ長いのか

先にも述べたように、医師による診断に時間がかかるから、SNSで自己診断する人が増えているとのこと。

そもそもCAMHS(イギリスの児童青年精神保健サービス)は、なぜ待ち時間がそんなに長いのでしょうか?

単に需要と供給が合っていないようです。

それにトリアージがあるようで、危険度が高かったり緊急性がある人たちが優先されるようです。

NHSという日本とは違った医療システムも関係しているのでしょうか?

それに私の推測ですが、近年世界的に発達障害が急増しているのも関係あるのかなと思います。

 

トゥレット症の息子、現在のCAMHS待ち時間

ずばり、2年と6カ月。

いつ順番来るんだろう?もう神のみぞ知る?!

 

自己診断は危険、医師の診断を受けよう

ニュースの中で精神科の専門家が話しているように、CAMHSなどのサービスを受けられるのは、医師により正式に診断された人のみ

そう、SNSで自己診断だけだとCAMHSが受けられないどころか順番待ちにもならない。

結局はGPの医師の診断を受けるべきということですね。

 

 

 

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