トゥレットを公表したルイス・キャパルディとは
さて今月、3年ぶりに新曲をリリースしたスコットランド出身のシンガーソングライター「ルイス・キャパルディ」。
イギリスのラジオでルイスの曲はよくかかっているし、新曲が3年ぶりとは驚きでした。
日本でもユニバーサルミュージックから曲が出ていますし、耳にしたことがある方も多いことでしょう。
ちなみに、イギリスではルイス・カパルディと発音されるようです。
キャパルディって何ともアメリカン英語なんですかね?
それに、スコットランド出身って、英歌手って言っちゃって良いのでしょうか?
我が北アイルランドだと英ってかなり微妙なので😅
話は戻り、新曲リリース前のインタビューで、ルイスが自身がトゥレット症候群と診断されたことを公表しました。
その翌日、北アイルランドのトゥレット支援グループのチャットだけでなく、UK全土のトゥレット協会・Tourette Actionのツイートなどが賑わっていました。
トゥレットを公表した理由
「肩が勝手に動いたりするのを、ドラッグをやっているのではないかと思われたくなかった」というのが主な理由のようですね。
調べてみたのですが、いつからチックが始まったのか、チックとはどれくらいのお付き合いなのかは分かりませんでした。
ルイスはずっとチックがあったことは自覚していたけど、トゥレットだとは知らず「このまま死ぬんじゃないか」と若い頃は怯えていたのだとか。
トゥレットと診断されたのは今から約7カ月前。
なんと今年に入ってから!ということは25歳になってからなのですね。
トゥレットと診断されて、「これは納得だ」と思ったそうです。
それに
- ADHDではないこと
- 汚言はないけど他の人にはルイス以上に困った症状のある人がいること
- トゥレットの人が案外多いこと
- 今まで何の病気か分からなかったけど、トゥレットで安心した
なども分かり、「トゥレットと診断されて本当に良かった」とVirgin Media Televisionのインタビューで言っていました。
チック種類や頻度
ルイスのチックは、目の周りや肩が上がるのが主なようです。
数年前のインタビューでも結構肩が上がっていたのを本人が自覚しています。
チックがよく出るのは・・
- 興奮したとき
- ストレスがかかったとき
- ハッピーなとき
なのだそうで、時にめちゃくちゃ痛かったり、痛くなかったり。
チックもほとんどない時もあれば、頻繁にある時も波がある「it comes and goes」と言っています。
↑これ、まさにうちの息子の症状を見ているよう!
ルイス・キャパルディはボトックスをしている!
ルイスは肩にボトックスをしていることも言っています。
肩のチックが多いので、肩が上がらないようにボトックスをしたみたいなのですが、「少し効果がある」と言っています。
最近の動画でも肩が少し上がっている様子を見たので、ボトックスが完全な解決策という訳ではなさそうですね。
ちなみにうちの息子、もう5年近く前になりますが、一番最初のチックが肩上げでした。
時は経ち、肩上げチックは消滅しましたね。今は音声チックがメインですが。
イギリスのトゥレット協会の反応と子ども達の希望
イギリスのトゥレット協会であるTourette ActionのCEOがコメントを出しています。
「トゥレットの子ども達が、将来に希望を持つとても良いアイコンとなっている。ルイスの公表が、他のトゥレットの著名人の心を動かしてくれると良い。もっと多くの人がトゥレットを公表してくれば尚更理解が深まる。」
↑これは本当に賛成します。
特に今、新曲のリリースでルイスの曲を聞かない日はありません。
車の中のラジオでルイスの曲がかかっていて、「この人、トゥレットなんだよ。自分で歌作って、ギター弾いて歌って。」と息子に伝えました。
息子は「へぇ~」とは言っていましたが、学校の他の人に自分のチックのことを言いたくないタイプなので、もし自分が有名になっても言わないかもと思っているようです。
ルイスに影響を受けて、ギターの練習を頑張ってくれたら良いんだけどな。
まだ学校で週1回のギターレッスンがあるのですが、自分からやりたいと言い出した割に練習を全然していません(笑)
ルイスの新曲「Forget me」のサンプル
最後に新曲「Forget me」のサンプルをどうぞ♪
これからもトゥレットの子ども達の希望となりますように。益々のご活躍を楽しみにしています。
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