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日本帰省中に私が唯一購入して持って帰ってきた紙の本「遺伝子に話しかけなさい 自閉症は回復できる!」

書籍紹介

紙の本を買った

私は海外在住なので、普段はkindleなどの電子書籍で日本の本を読んでいます。

以前はスーツケースの車輪が壊れそうなほど多くの本を買って帰ってきていました。

秋に帰省した時は、電子書籍では販売されていない紙の本は1冊だけにしようと心に決め、私が考えに考えて選んだこちらの本を買って帰ってきました。

うちの息子はトゥレット症候群ですが、トゥレット以外の発達障害に関する書籍も私は読んでいます。

 

本を読んだ感想

何人かのブロガーさんが書かれていたDr エイミー・ヤスコのプロトコールとというのが気にはなっていたのです。

日本の電子書籍ではDr エイミー・ヤスコについて書かれた電子書籍が見当たらなかったため、このたび紙の本を買った訳なのです。

しかも難解そうなので英語よりも日本語の方が良いだろうと思い、帰省の時に買ったのでした。

感想についてポジティブな点とネガティブっぽい点について記します。

 

ポジティブな点

まずはポジティブな点から。さすが359ページもある膨大な情報量なので、得たことも多かったです。

ピロリ菌

こちらの本では「自閉症児はピロリ菌を持っていることが多い」とあるのですが、ちょうど日本帰省中に私にピロリ菌がいることが分かりまして、北アイルランドに帰って来てから1次除菌をしたのです。

それでピロリ菌に関する本も読んだのですが、親が感染していて子どもも念のために検査したら子どもも感染していたというケースがあるとのことで、うちの子ども達も検査をしようかなと思っていたところなのです。

 

ミネラル

栄養療法でミネラルのサプリがあったりしますが、これまで読んで来た栄養療法の医師が勧める・勧めないミネラルとちょっと違うなと思いました。

それに勧められているサプリが、腸に問題がある場合の対策になっていてそれは「なるほど~」と思いましたね。

毛髪ミネラル検査の重要性についても語っています。

 

血液型とグルテン・カゼイン

これはおもしろかったです。なぜなら、「私の血液型が乳製品に対して感受性がある」というではありませんか。

うちの子ども達は血液型は分かりませんが、乳製品と小麦の両方に感受性がある血液型・・これとかあり得るかな?!と妄想してしまいました。

 

チック・トゥレット症候群・OCD

この本に限らず、チックやトゥレットのことが出てくると見入ってしまいます。

約3ページにわたってチックやトゥレット、OCDのことが書かれているのですが、どちらかというとPANDASやPANSで引き起こされるチックについて書いてあるようです。

これまた、たまたま数週間前にうちの子ども達が溶連菌に感染し抗生物質を飲んだ訳なのですが、それで良くも悪くも息子のチックが溶連菌が原因のPANDASではないと分かったんですよね。

 

寄生虫感染

一番初めにキネシオロジーを受けた時、「寄生虫感染」を指摘されて暫く摂っていたサプリがあります。

まさにそのサプリが寄生虫対策として出てきたので興味深かったです。

 

 

ネガティブっぽい点

次に残念ながらデメリットと言うかちょっとネガティブな点です。

訳本あるある

Amazonのレビューにもあったのですが、英語の本を訳されているのでスムーズには読みにくいです。訳本あるあるですかね。

 

繰り返しが多い

同じことが何度も書かれている。例えば「リチウムが低い」「グルタミン」「GABA」などのくだりは5~6回、目にしました。これを1~2回にしてもらえれば本がかなり要約&スリム化されるのでは?

 

肯定なのか否定なのかが分からない

「〇〇に抵抗します」「△△に影響します」のような書き方があるのですが、それが良いことなのか悪いことなのかが分かりにくいです。

 

索引がない

本の途中で前置きもなく急に言葉が略されたりします。例えばVD。その前のお話からVitamin Dだろうと判断しましたが。

それに単語が訳されずそのままカタカナで表記されたりアルファベットのままだったり。

索引がないので遡ってたどるのが難しいです。

 

かもしれません

↑結構使われて出てきます。本のタイトルに「回復できる!」と強く書いている割にはこの「かもしれません」で信頼度がガタ落ちな気がしてしまいました。

 

イギリスでDr エイミー・ヤスコの評判は?

“Amy Yasko UK”でググったところ、イギリスではあまり認知されていないように思います。

英語の本なので、イギリスでも売られていてしかも売れているようではあるのですが。

NHSがあるからでしょうか、「Dr Amy Yaskoのプロトコールやってます」みたいなクリニックやサービスもないですし。

その代わり、ニュージーランドなどの英語のサイトで「このプロトコールは証明されていない、複雑、高い」と特に「エビデンスがない」はよく書かれている気がします。

でもまぁ、オーソモレキュラー療法から栄養療法について知った我が家ですが、オーソモレキュラーも「エビデンスがない」と叩かれていたそうですから。

「複雑、高い」には同感ですかね(笑)

 

結局自分ではできない

プロトコールが難解、素人には困難、独自のサプリ等が高い、頻繁な検査の費用なのでうちの家族がこのプロトコールを取り入れるかどうかと考えると、今は無理だと思います。

「自閉症は回復できる!」という本ではありますが、チックやトゥレット症候群がこのプロトコールで改善したという実体験がいくつもあるならば考えるかもしれません。

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