血糖値の推移と息子のチックの関係?
トゥレット症の息子は、ご飯を食べて少ししてから急にチックが増えることがあり、血糖値が関係しているのかな?と疑うことがあります。
先日私が本社の国に行くことがあり、こちらの本を旅のお伴に連れて行きました。
同級生の医師が書かれた本
高校・大学で同級生だという、森 豊氏、松生恒夫氏の本です。
何と言っても、キツイ糖質制限に警鐘を鳴らしておられます。
近年流行っている糖質制限ですが、何十年後も続けているとどうなるかはエビデンスがないということですね。
例えばこのハーバード大学などの研究。
グループはマスクの着用で子どもたちの学習や発達が妨げられる明確な証拠はなく、感染者数を抑え欠席日数を減らす効果があり、感染拡大の際には有効な手段だとしています。
これも日本の子どものマスクは3年ほどしか着用していない訳で、これが10年後20年後にどんな影響が出ているかは誰も分からないのと同じかなと思ってしまいました。
話が逸れました。
下記、本の興味深かった点です。
なぜ糖尿病患者はインフルエンザなどで重症化しやすいのか?
免疫力(好中球の貪食機能)の低下。血糖値が高くなるとこの機能が低下。
息子は血糖値が上がっているかな?と思われる時にチックが増える気がするんですが、関係・・ないかな?あるかな?
糖質と脂質
糖質を単独でとるより、脂肪と一緒にとった方が血糖値が下がりにくくなる(急降下しない)。
ゆるーい糖質制限の我が家の場合、糖質と一緒に取るというのはありがたい話です。
食物繊維
食物繊維のとり方が血糖コントロールを大きく左右する。
イヌリンはよく使っているんですが、水溶性食物繊維のβグルカンはなかなかスゴイですね。
barley(大麦)はうちにもあります。白米に混ぜたらいい割合が書いてありました。
ところで食物繊維は植物性食品に含まれるんですよね。
他の本でも読みましたが、糖質制限しているとこの食物繊維がどうしても不足してしまう。
なので、ある程度は食物繊維をとることが大事だと思い、我が家はゆるい糖質制限なのです。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の理想的なバランスや、水溶性食物繊維が多い主な食品のリストもあります。これは助かる!
血糖コントロールと腸内細菌の深い関係
腸内フローラの改善=血糖値が改善。
血糖コントロールが良好な人は、腸内細菌が多くなかでも代謝や免疫機能を高める善玉菌が多い
とのことで、我が息子は抗生物質をよく使ったし、善玉菌が少ない可能性はあります。
朝ごはんに食べたら良いもの
昔は炭水化物が多かったのに糖尿病が少なかった。麦ごはんを食べて食物繊維が多かったから。
ということで、朝ごはんに食べると良いのがポリッジ(オートミール)とアントシアニンが多いあの果物を一緒に食べると最強じゃないですか?!
血糖値が上がりにくくしかもセカンドミール効果もあり。
ただ、息子はその果物を食べて吐いたことがあるし、オートミールは嫌い(笑)
娘にはしっかり食べてもらいます。
アイルランドのダブリン大学の研究
以前、トゥレットの睡眠の研究でダブリン大学のアンケートに答えたことがあるのです。
お隣の国だしそのダブリン大学の研究ということで気になってしまいました。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸の方がリノール酸よりもインスリンの効き目が向上という研究。
著者のクリニックでもエキストラバージン・オリーブオイルの摂取を勧めているそうです。
我が家は、オーガニックのガラスのボトルに入ったエクストラバージン・オリーブオイルを使っています。
血糖値を正常に保つために
当たり前と思われることがリスト化されているのですが、どれも正直耳が痛い(笑)
血糖値を正常化するために、これらをコツコツと守ることが大切なんですよね。
ストレス解消作用のある植物性乳酸菌
とある植物性乳酸菌を含んだカプセルを摂取したところ、緊張・不安、抑うつ・落ち込みが減ったというのです。
息子が摂ってるプロバイオティクスにもこの乳酸菌が入っているんですが、株が違うとは思います。
ただ、不安症が強くなっている息子なので、この乳酸菌がすごーく気になります。
まとめ
トゥレットの人は糖尿病にかかる割合が健常者よりも高いという研究も目にしましたし、血糖値のアップダウンは非常に気になります。
厳しい糖質制限ではない糖尿病対策として、今まで読んできた本とは違う角度で面白かったです。
特に食物繊維について、私自身もだしトゥレット症の息子ももっととらないといけないなと思いました。
いずれにしても息子のチックと血糖値のアップダウンが関係しているかは科学的には分かりませんが、母親の私が見ている限りはなきにしもあらずだと思っています。
血糖値が急上昇、または乱高下しないためにも、そこそこ食事には気を付けたいものです。
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