毛髪検査を受けた理由
医療はNHSを通じて基本的には無料なイギリス。
しかし、特に北アイルランドではアレルギーを知るためなどの血液検査は簡単には受けることができません。
我が家は別途、私的な健康保険にも加入していて、息子は私立の神経科の医師に「トゥレット症候群」と診断された訳です。
保険会社からは「血液検査は高いので簡単に受けないように」と釘を刺されていました。
神経科の医師からも「例え血液検査をしたところでチックと関係があるとは思えない」と言われましたが、後にCAHMS宛に「可能であれば血液検査もしてあげてほしい」と紹介状に書いてくれていたのでした。
ちなみに、CAHMSとはChild and Adolescent Mental Health Serviceの略で、日本語訳だと「児童のための精神的保健サービス」でしょうか。現時点で1年3月待っていて、いつ順番が回って来るのか全く分かりません。
それに、例え血液検査を受けられたとしても、痛がりの息子に拒否されそう。
そこで郵送で簡単に受けられる毛髪検査を何度か受けました。
\初めて毛髪ミネラル検査を受けた時の記事はこちら/
我が家の毛髪検査歴
まず、毛髪検査のことを知ったのは、大森隆史医師の著著「発達障害を治す」を読んだこと。そこで息子は2度毛髪検査を受けて不足するミネラルが分かった訳なのですが、母親である私も毛髪検査を受けたくなったのです(笑)
ただ、毛髪検査は一人69ポンド+送料。2人で約140ポンドは高いと思っていたところ、家族4人でできる毛髪検査を発見。不足ミネラルの他、400種類の食物の不耐性(過敏症)も分かって家族で99ポンド(通常165ポンド)というものがあり、即検査を申し込んだのでした(笑)
チック症(トゥレット症)の息子のミネラル状況
毛髪検査1回目
不足だったミネラル↓
- ナトリウム
- カリウム
- 銅
- マンガン
- 鉄 ⇒ やっぱりか!という感じでした。英語の本だけでなく、日本の発達障害関連の本でも鉄不足は発達障害と多少関係がありそうと読んだのです。
\チックと鉄不足・栄養不足について知った時の記事はこちら/
約半年後、毛髪検査2回目
改善したミネラル↓
- ナトリウム
- カリウム
- 鉄 ⇒ 鉄サプリを飲み続け、鉄鍋と鉄分補給 ザ・鉄玉子を使用したのが効果があったのかな!?嬉しい結果でした。
不足していたミネラル↓
- 銅 ⇒ 銅は微量ミネラルということで、サプリで補うと過剰にならないか心配でサプリを敢えて摂らなかったのです。
- マンガン
会社を変えて3回目の毛髪検査
3回目はコストの問題で会社を変えたので、ミネラルだけでなくその他不足の栄養素も表示されます。
ちなみに、不足・過剰のどちらかの栄養素が表示されるだけで、例えば足りている又は標準値の栄養素は表示されません。
不足のミネラル↓
- マンガン ⇒ これは3回連続で不足と言われているので、息子は慢性的にマンガン不足のようです。
- クロム ⇒ 今まで足りていたのに、なんと今回初めて不足。
- カリウム ⇒ 1度目は不足で前回は足りていたのに、またしても不足に転落。
銅は1日の推奨量を上限のサプリを摂ったので、効果があったのかもしれません。
不足の栄養素↓
- イソフラボン
- 乳酸
- パントテン酸(ビタミンB5) ⇒ ビタミンBコンプレックスのサプリを摂っているんですが、パントテン酸は不足しているようです。例えば、何かと拮抗してしまっているのか。
ミネラルのバランス
なーんか、息子はミネラルがアンバランスですかね。
以前からミネラルどうしのバランスの悪さも指摘されていたのです。
バランスが悪いとされたミネラルどうし↓
- ナトリウムとカリウム
- ナトリウムとマグネシウム
マグネシウムは2回目の検査で改善されていたところをみると、どうもナトリウムも何らかの影響があるのかな?と思ったりもします。
マルチミネラルのサプリに加え、カリウムも別途摂るべきなのか考えているところです。
ちなみに、最近家族でした毛髪検査は不耐性を調べるのがメインで、こちらもなかなか面白い結果でしたのでまた改めてご紹介します。
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